スーパーカブ110プロ!

小さな翼を手に入れたリターンライダーの雑記

フォグランプの追加_3/3_散乱光対策編

今年の冬は、ここ九州は熊本でも雪がよく降りました。小学生の息子がまだ雪合戦をしたことがないと言うので、先日はドライブがてら阿蘇方面へ雪合戦をしに行きました。平地の雪は解けていたのですが、やっぱり阿蘇は別世界でした。九州では珍しくふかふかのパウダースノーだったので、雪球はうまく作れなかったのですが、息子は初めての経験に大喜び。私も久々に息が上がるほどはしゃいでしまいました。

 

こんにちは。
mangomushi(まんごむし)です。

さて、今回はフォグランプの散乱光対策です。
今回取り付けたフォグランプ:キタコのLEDシャトルビームは、その名の通り照射範囲が比較的狭いスポットタイプです。ただし汎用品のため、専用のフォグランプの様にレッズカットはされておらず、最適な配光とは言えません。
運転席から照射範囲を見るとかなりスポット的に見えるのですが、対向車目線で前方から確認すると、散乱光がかなり眩しい状態でした。(写真が無くてスミマセン)

そのため、フォグランプの取り付け角度を眩しくないところまで下向きにすると、今度は照射位置がかなり近くなり、ヘッドライトの補助灯としての役目が期待できなくなります。

そこで、前方の照射位置を保った状態で散乱光だけを抑える対策として、自作のバイザーを取り付けてみましたのでご紹介します。

 

バイザーは、黒いファイルケース(材質:PP)を下図の様に切り出したプラ板を使います。

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≪黒いファイルケースを上図の様な形に切り出します≫

 

バイザーの取り付け方法は、破線部分を折り曲げて、レンズカバーを固定している3本のボルトでカバーと一緒に共締めします。

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≪ボルト3本でバイザーを固定した上で結束バンドを巻いた状態≫

 

このように、レンズカバー部分を上から包み込むようにバイザーを取り付けることで、散乱光を抑えるだけではなく、レンズカバー部分の防水性UPも期待できます。フォグランプ取り付けの際に、わざわざL型ステーを使ってフォグランプを立てた状態で取り付けたもう一つの理由がこれです。
ただ、ボルト3本の固定だけでは、バイザーの前方部分がどうしても広がってトランペットの様になってしまいます。それでは散乱光を抑える効果が半減しますので、結束バンドを使ってバイザーの前方部分を少し絞ってます。

 

結果、以下の様になりました。まずはフォグランプ点灯無し。

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次にフォグランプ点灯有り。

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写真では分かりづらいですが、フォグランプのおかげで前方視界はかなり明るく改善されました。

 

では、散乱光は???

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まだちょっと眩しいですね。。。


バイザー装着前に比べ(写真が無くてスミマセン!)、これでもずいぶんマシになったのですが、もう少し改善の余地がありそうです。

しかし、ヘッドライト照射時の写真撮るのって難しいですね!(笑)


以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

フォグランプの追加_2/3_取り付け・配線編

我が家では、結婚して以来ずっと家族の写真を利用した年賀状を作ってきました。子供の数が年々増えたり、住所や車が変わったり。今見返すとたくさんの思い出が詰まった最高のアルバムです。しかし、ただでさえ忙しい年末に、その年1年分の写真の選定から、加工、編集、プリントアウトまで。この毎年恒例の年賀状作業が、実はちょっとストレスでした。それを今回、長男が進学で家を出たのをきっかけに止めることにしました。と言っても、年賀状を出さないわけではなく、絵柄付きの既製品を買うことにしたのです。いや~やっぱ楽でした(笑)

でも、やっぱりどこか物足りないというか、寂しい気もするんですよね。いっそ年賀状出すのもやめて、友達同士なら『あけおめ!』ってLINEスタンプ1つで済ませることだってできる世の中なのに、コロナのせいでしょうか? 

アナログ的に人と繋がることの大切さをあらためて考える機会となりました。

 

こんにちは。

mangomushi(まんごむし)です。

 

さて、前回のフォグランプの選定からあっという間に時間が過ぎてしまい久々の更新です。

今回はフォグランプの取り付けと配線類の話です。

 

現行カブプロのヘッドライトは前カゴの前方についています。そのヘッドライトを固定するボルトサイズがM6となっており、偶然にもキタコの汎用フォグランプの取り付けボルトと同じサイズです。したがって、ヘッドライトとフォグランプを共締めする形で取り付けることが可能です。おそらく、この取り付け方法が一番簡単なのですが、私はあえてL型のステーを使って固定することにしました。

その理由は2つ。

1つ目は、前方から見たときにフォグランプとウィンカーの位置ができるだけ離れるようにしたかったことです。フォグランプの光がウィンカーを邪魔しないようにですね。

2つ目は、フォグランプの取り付けボルトを下向きに、要はフォグランプを立てるような向きに取り付けたかったからです。この理由については次回お話しします。

 

さて、取り付け位置が決まれば後は配線です。配線に関してはネットでいろいろ調べた結果、バッテリーから直接電源を取り(以下:バッ直)、アクセサリー電源(以下:ACC)に連動するリレーを入れることにしました。世の中にはACCから簡単に電源を取り出す便利なパーツがいろいろと販売されていますが、今後さらにアイテムを追加することを考えると、バッ直の方がメリットが大きいと考えたからです。

その配線図がこちら。

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上記が全体の配線図。

下記がフォグ関連の配線図。

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下手な手書きですが、今のところ問題なく機能しています(笑)

 

ちなみに、今回使用したパーツは下記になります。

■リレー:エーモン リレー 4極 DC12V・240W(20A) 3235

リレーを使えばバッ直配線でも問題ないですね。実は私、今回初めてリレーというものを自分で買って使ってみました。今までリレーの機能や動作原理をよく理解していなかったのですが、これもネット先生に教えて頂きました。

■ヒューズ:TOOHUI (小型)防滴 平型ヒューズホルダーコード付き ヒューズキャップ ヒューズボックス ヒューズホルダー 自動車用 32V 50A 防水

ヒューズはこんなにたくさん要らないだろうと思いましたが、しっかりした防水性とお得感にひかれて買ってみました。実はこの後別の作業でヒューズを2回飛ばしており、たくさん買ってて正解でした(笑)

■端子台:春日電機 組端子台 標準形 (セルフアップ) 極数6 T1006

端子台は今回の改造のポイントの1つでもあります。最近は、バイクでもスマホの充電機能やドラレコ設置等、電源を必要とするカスタムが多いと思います。しかし、その度に電源配線を分岐して取っていたら大変だと思ったので、今後に備えて端子台を準備したわけです。

■ON/OFFスイッチ:ヘッドライトフォグスポットライトON/OFFスイッチ 防水 12V 22mmハンドルバーオートバイ用

ON/OFFスイッチに関しては、ハンドルに取り付けできる構造と防水性がポイントです。 

 

配線の引き回しは、カブ特有のレッグシールドを取り外すことだけが若干面倒ですが、その他は特に難しくありませんでした。

現行カブプロのヘッドライトはフレームに固定されており、ハンドルを切っても動きません。したがって、今回ヘッドライトをベースにフォグランプを取り付けていますので、その配線はハンドル動作に影響されることはありません。

 

取り付けが完成した姿がこちら。

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今回、わざわざL型のステーを介してフォグランプを取り付けたのは、ウィンカーとの距離を離すためでもありましたが、実際にはフォグランプの位置が横に張り出したせいで、ウィンカーと上下に並んだ様になってしまいました(焦)

 

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 フォグランプの取り付け角度は、上下左右簡単に調整することができます。固定ナットをしっかり締めておけば、一日中走り回っても光軸がずれることはありません。

 

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ON/OFFスイッチは、ヘッドライトの操作ボタンがある左側に。

 

いかがでしょうか? 

でも、どうしても気になりますよね? 『その帽子のツバみたいなやつなに?』って。

はい、これは散乱光対策+αです。

それについてはまた次回話をしたいと思います。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

フォグランプの追加_1/3_選定編

もうすぐクリスマスです。

鬼滅の刃」にはまっている小学生の息子は、サンタさんに宛てに『錆兎(さびと)のお面』と『日輪刀(にちりんとう)』が欲しいと手紙を書いてます。

先日、息子が「サンタさんは何人?」と聞いてきたので「フィンランド人じゃ?」と答えましたが、ネットで調べると諸説ありますね。そういえば、我が家もここ数年はずっと南米出身のサンタさんにお世話になってました(笑)

 

こんにちは。

mangomushi(まんごむし)です。

 

さて、先日のツーリングでポジションライトのシールドへの映り込みが気になり、ちょっとした改善を行いましたが、やはりカブのヘッドライトは暗いと思います。現行型はLED化されており、見た目にはすごく眩しいのですが、照らしている前方が明るいか?と言えば明るさは足りない気がします。

そこで、カブ主の皆さんがよくやっているフォグランプの追加を行いましたので以下にご紹介します。

 

その前に、暗いヘッドライト対策としては、ヘッドライト自体をパワーアップする方法もあると思います。

一昔前まではヘッドライトはハロゲンバルブでしたので、高ワット数のバルブに交換するだけで、比較的簡単にヘッドライトを明るくすることができました。しかし、現行カブのヘッドライトはLED化されており、LEDの高出力化はまだ事例が少ないようです。

その他には、カブよりも高出力の他のバイクからヘッドライトを流用するという方法もありますが、それなりの知識と気合が必要です。

それらに比べるとフォグランプの追加は、専用設計の高価な物から汎用品の安価な物まで、物のラインナップも情報も豊富です。

そこで、今回私は下記の4つの条件でフォグランプを探しました。

 ①消費電力は15W以下(できれば10W以下)

 ②色はイエロー

 ③配光はスポットタイプ(照射角度が狭い)

 ④価格は1個3,000円以内

まず、消費電力については明るさとトレードオフの関係かと思いますが、フォグランプ以外にもいろいろな電装部品を追加することを考えると、ワット数はできるだけ抑えた方がバッテリーに優しいだろうと考えました。

色については、単純に好みです。最近は“フォグ”と言っても普通に白い光が採用されている場合も多いのですが、私的にフォグはイエローなのです。

配光は迷いました。フォグランプを追加する一番の目的がヘッドライトの補助だからです。そこで、ネットでいろいろ調べたところ、汎用品はレンズカットがされていないため散乱光が眩しいという情報がありましたので、比較的照射角の狭いスポットタイプにしました。

価格については、安く済むに越したことはありませんが、『安物買いの銭失い』にはなりたくありません。ネットでいろいろ調べると、例えばPの付く有名メーカーの物は圧倒的にカッコ良く!間違いない物と思いましたが価格がぁぁぁ、、、泣。今回は初めてですので、まずは失敗しても良いと思える汎用品価格で絞り込みました。

そうして、これらの条件をほぼ全て満たしたのがキタコ(KITACO) LEDシャトルビーム 汎用(12V車用) イエロー 800-0710010(Amazonなら通常配送無料の税込3,271円)でした。

届いた物は思ってたよりゴツイなという印象です。本体ボディはアルミダイキャストのため、持った感じは意外にズッシリ感じます。レンズ部分は3本の6角穴ボルトを緩めれば簡単に外すことができます。レンズ部にはしっかりとしたOリングが付いていますので見た感じは防水性も悪くなさそうです。ただ、この商品はそもそもが「防水」ではなく「防滴」仕様ですので、耐久性は気になるところです。

動作に関しては、取り急ぎバッテリー直結で点灯することを確認しましたので問題なしです。(点灯したLEDを至近距離で直視すると目がやられますので、動作確認の際はくれぐれもご注意を!)

 

では、いよいよ取り付けになりますが、そもそもフォグランプは何処にどのように取り付けるのか?という問題があります。また、このフォグランプは汎用品のため、スイッチやハーネス類が付属していません。そのため、フォグランプ本体以外に下記のような部品が必要になります。

 ■バッテリーから電源を取るための電線

 ■電源の供給をメインスイッチに連動させるためのリレー

 ■フォグランプを手元でON/OFFするためのスイッチ

 ■電気回路を保護するためのヒューズ、等

安価な汎用フォグランプですが、いざ取り付けようとするといろいろ検討しなくてはならないことがあります。でもそれが楽しいですよね(笑) 電気関係が苦手な私ですが、“ネット先生”に頼れば何とかなるものです!

 

では今回はここまでとし、次回はフォグランプの取り付けと配線類の話をしたいと思います。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

ウィンドシールドの装着

皆さんは朝は強い方ですか?

私は全然ダメです。特にこの時期、冬の寒い朝は布団から出れないですね(笑)。

今朝は特に寒いなと思い外を眺めたら、なんと薄っすら雪が積もってるじゃありませんか!? ここ九州でもたまに雪は降るのですが、年内に初雪が降るのは珍しいです。 

今シーズンは車のタイヤを早めに冬用に交換しておいた方が良さそうですね。。。

 

こんにちは。

mangomushi(まんごむし)です。

 

新車のスーパーカブ110プロを手に入れて、実は慣らし運転よりも先に手を付けたカスタムがあります。それはウィンドシールドです!

私は長年アッパーカウルのあるバイクに乗っていたせいか、メーター類の前に何も無いとなんだか物足りない気がしまして。。。

今回私が選んだのは、アウトスタンディング・モーターサイクルさんのショートバイザー:SV-JA42/AA07新型クロスカブ50[AA06]/新型スーパーカブPRO2018[JA42/AA07]専用のブロンズ色です。

ブロンズとは言いますが茶色い感じはあまりせず、薄っすらスモークといった感じで私的にはちょうど良かったです。

取付けはもちろんボルトオンで、あっという間に付けることができました。

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ショートバイザーを取り付けた状態

(取り付け作業中や直後の写真が無く、他にもいろいろ取り付けてますが…)



物の作りは頑丈そうですが、金属パーツの黒色塗装は若干貧弱な気がしました。ボルト類をスパナで締め付けるだけで塗装の一部が剥げたところがありましたので、その辺は後で錆が出ないか様子を見ていこうと思います。

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金属パーツとスモーク(ブロンズ色)のイメージ

 

この商品は「ショートバイザー」という名前の通り、ウィンドシールドとしては小ぶりです。しかし、これが有るのと無いのとでは、防風効果はもちろん、見た目の印象がずいぶん違います。これだけで、かなり“カスタムしてる感”が出ており、私はとても気に入りました。

このままでも良いですが、お気に入りのステッカーなんかを貼っても良さそうですね!

 

さて、ショートバイザーを取り付けて慣らし運転に出かけたある日、暗くなった帰り道である問題に気が付きました。

プロはメーターボックスの前方にポジションランプが設置されているのですが、その光が取り付けたバイザーの内側に反射して、ヘッドライトで照らしている前方が若干暗く感じてしまうのです。(肝心な夜間の写真が無くてすみません。。。)

これは、取り付けたショートバイザーとメーターボックスの間に4~5cmの隙間が生じることが原因です。ただでさえ暗いと言われているカブのヘッドライトですから、邪魔な光はほんの少しでも排除したいですよね。

そこで、私が考えた解決方法を以下にご紹介します。

まず、薄くて黒いプラ板を用意します。光を通さなければ色は黒でなくても構いません。私は100円ショップで、黒いファイルケースを買ってきました。ちなみに、ファイルケースの材質はPP(ポリプロピレン)で、丈夫なのに柔軟性があり、普通のハサミでも簡単に切れるため、私はいろいろな用途で使用しています。

これを図1のように切って、図2のように破線部を少し折ります。

 

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図1 プラ板の形状(寸法は目安、単位はmm)       図2 プラ板の折り曲げイメージ


そして図3の青破線で囲った部分をポジションランプ上部の隙間に差し込み、赤破線で囲った部分は両面テープでシールドに貼り付けます。

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  図3 プラ板の差し込み位置と接着位置
 

ここで、プラ板をポジションランプの隙間に差し込む際、スポンジや柔らかいゴムの切れ端と一緒に差し込むと、バイクの振動によるビビり音を防ぐことができます。

シールドへの貼り付けは、前後どちらの面でも問題ありません。ただ、バイザーは風をもろに受けて振動もするため、貼り付ける両面テープは強力タイプがお勧めです。ちなみに私はホルツ 強力両面テープ 20㎜×2m Holts MH909を使ってます。

 

プラ板を追加した詳細がこちら↓

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プラ板の前方から写真

 

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プラ板の手前からの写真

これで、ポジションランプのバイザーへの映り込みはなくなり、夜間の前方視界が改善されました。(肝心な夜間の写真が無くてすみません。。。)

これは、ローコストで効果的なので、ぜひお試しください。

 

ただ、やはり暗いですよね~、カブのヘッドライトは。

というわけで、次回はヘッドライトの補助灯を兼ねたフォグランプの追加について書いてみようと思います。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

納車~慣らしツーリング

ここ九州でも朝晩はめっきり冷え込むようになり、師走にはいった途端に初霜が降りました。

庭先の水溜めには氷がはっていたと、小学生の息子は嬉しそう。。。

 

こんにちは。

mangomushi(まんごむし)です。

 

人生初ブログ・初記事の書き出しって、なかなか緊張感がありますね(笑)

それでは、はれて“カブ主”となったリターンライダーのブログ、始まり始まり~

 

 

時は数ヶ月前までさかのぼります。

2020年は初秋の候、観測史上最強クラスと言われた台風10号が過ぎ去った9月某日、我が家に新しい仲間が加わりました。

 

Honda/スーパーカブ110プロ!

 

この“プロ”購入に至った経緯は、mangomushiのプロフィールを見て頂ければ幸いです。

 

早速ですが、私自身の慣らしも兼ねて、まずは定番コースの阿蘇方面へツーリング。

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あるバイク雑誌にも掲載されていた筑後川源流点からの眺め



若いころから何度も訪れた阿蘇ですが、こんな小さなバイクでトコトコ走ったのは初めてでした。見慣れているはずの景色も何だか違うように見え、車に追い越されるのも新鮮な感覚でした。

さすがは九州ツーリングのメッカ阿蘇です。相変わらずバイク多いな~なんて思いながらトコトコ走っていたとき『はっ』としました。。。『対向車線のバイクが手をあげてる!?』

私は「ああっ、、」と慌てて会釈するのが精いっぱい(笑)

そうでした、バイク同士のあいさつです。久しぶりのことでついうっかり忘れていましたが、学生のころ初めて阿蘇ツーリングに来たときのことを唐突に思い出しました。

自分のバイクを手に入れて始めてサークルの先輩たちとツーリングに出かけた日、すれ違うバイクが手をあげてくれるのが嬉しくて、いつの間にか自分からブンブン手を振ってましたね。

それが、後にビッグバイクに乗るようになり、年齢も重ねていくにつれて、いつの間にか自分から手をあげるようなことは無くなりました。もし、相手が手をあげてくれたら即リアクションできるように、いつも視線だけは向けてるくせにですよ(笑)これってバイク乗りあるあるじゃないですか?

あいさつしてもらうとやっぱり嬉しかったです。何だか『おかえり』って言ってもらってるみたいで。今回は、カブのおかげで思いがけずバイクに乗り始めた頃の新鮮な気持ちを思い出した良いツーリングでした。

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ミルクロードから眺める阿蘇の風景、お釈迦様の寝姿がくっきりと


ところで、カブの良いところは、気負いなく乗れて威圧感がないところ、そして何処へでも入り込めるところだと思うんです。

ビッグバイクに乗っていたときの私は人の視線を結構意識していて、ぶっちゃけ『カッコつけて』乗っていました(笑)

バイク乗りはたいていそうだと思っているんですけど、皆さんはどうですか???

でも、カブってそんな気負いが全くいらないんですよね。そして周りに対しても威圧感0(ゼロ)でしょ。

その見慣れたフォルム、音、トコトコ感。どんな田舎の路地裏に入り込んでも、地元の人に変な目で見られることないですもんね(笑)

ほんとカブって、人にも環境にも優しいバイクだなって思います。

 

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静かな漁港に入り込めば大きなアコウの木がお出迎え

 

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カブなら草原だって似合う!?

 

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大迫力の島原半島最南端

 

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ネーミングに一目惚れして思わずパシャリ

 

こんな感じで、九州思い出の地巡りや穴場キャンプ場の開拓等で、約1000kmの慣らし運転を無事にこなすことができました。

 

さて、次回からは少しずつカスタム情報等も記事にしていこうと思いますので、良かったらまた見にきて下さい。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

自己紹介

釣りの世界には「フナに始まりフナに終わる」という言葉があるように、
バイクの世界には「カブに始まりカブに終わる」という言葉はあるのでしょうか。。。

 

はじめまして。
mangomushi(まんごむし)といいます。

数年ぶりにバイクを手に入れたリターンライダーです。

 

私が初めてバイクにまたがったのはカブでした。
中学生のころ、稲刈り後の乾いた田んぼの中をカブで走り回ったそのときが、いま思えば私のバイク人生が『カブに始まった』瞬間でした。
高校生になると、通学距離が遠かった私は2年生からバイク通学ができました。田舎の高校あるある、ですね(笑)
その後、大学に進学した私はバイクサークルに入り、先輩から譲ってもらった400㏄でいろんなところを走り回りました。
そんなあるとき、サークルの先輩が見慣れないビッグバイクに乗ってきて、それを見たときの衝撃は今も忘れません。その大きな車体、図太い排気音、そして何よりそのフォルム!まるで新幹線や戦闘機をも思わせるアッパーカウル、、、その圧倒的な存在感に一目ぼれし、『俺も絶対これに乗る!』と誓いました。それがKawasaki/GPZ900R、私のその後24年間の相棒です。

そんなGPZとの思い出を書き出すと、筆も涙も止まらなくなるのでここでは割愛します(笑)

さて、長年の相棒を手放してから2年余りが過ぎたころ、また悪い虫が騒ぎ出しました。一人旅がしたくなったのです、バイクで。
『次は何が良いかなぁ、別に大型じゃなくても良いよなぁ』などと考えながら小屋の片隅に目をやると、ひっそりとたたずむスーパーカブ50。『そうだ、息子が通学に使ってたのがあるじゃないか、これを私がイジって使おう』と思ったのもつかの間、なんと娘がそれに乗ると言うのです。(実は、息子も娘も私と同じ高校に通い、娘も来年からバイク通学予定)
「娘よ、お前には女の子らしいスクーター買ってやるよ」と言うのですが、娘は「カブが良い」と言い、さらに「お下がりで良い」と息子が使っていたカブを指さす。『おおっ、なんてできた娘だ』と心の中で感心しつつ、「じゃあ仕方がない、お父さんが新しいのを買うかぁ」という話の流れで(?)、私はまんまと新しいバイクを手にしたのでした(笑)

その名は、Honda/スーパーカブ110プロ!
 
ノーマルカブではなく、最近流行りのハンター/クロスカブでもありません。そう、新聞屋さん御用達のプロ仕様です。でも、なぜ新聞屋でもないのに“プロ”なのかと?
それは、荷物をたくさん積めるからです。
若いころからキャンプツーリングを趣味としている私にとって、荷物の搭載能力はバイク選びの重要なポイントでした。
プロは、荷台が大きく、前カゴも標準装備。その上、その搭載能力を考慮したサスやサイドスタンドをさり気なく補強しているなんて「ニクイね!ホンダ(笑)」
実は無骨でワイルドな雰囲気の漂うクロスカブにもかなり惹かれたのですが、やはりキャンプツーリング用のカスタムベース車両としては機能にこだわった“プロ”だという結論に至ったのでした。

そんなこんなで、首尾よく新たな相棒を手にした私でしたが、買った後にわかったことがあるのです。いえ、正確には買う前から薄々気づいてはいましたが、、、プロの情報少なっ!て。書籍はもちろん、ネット検索してもノーマルカブやハンター/クロスカブに比べて圧倒的に情報が少ないのです。
全国のプロ御用達のはずなのに? 好きで乗る人ってそんなに少ないの???

というわけで一念発起、人生初めてのブログに挑戦することになった次第です。

このブログではスーパーカブ、とりわけ“プロ”に関するカスタム情報や魅力を発信していく予定です。そして、プロでもないのにプロを愛する少々マニアックな方たちとの絆が地味に広がっていけばと思います(笑)

『カブに始まった』私のバイク人生は、果たして『カブに終わる』のか!?

まだ名も無いこの新しい相棒と人生初のブログが長続きしますよう、、、
mangomushiをよろしくお願いします。

 

自他ともに認める亭主関白であり愛妻家、4児の父。
座右の銘は「大器晩成(たいきばんせい)」

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。